夜蝶 Ⅱ
別に町へお使いを頼まれたわけでもなく
愛美が行かないって言ったら
あたし1人でブラブラしようかな
そう考えていた。
行先を伝えなかったのが
いけなかった…
あんなに嫌がるなんて…
思ってもみなかった。
ううん…今はそんなこと考えてる
暇なんてない。
このままだと愛美がどこへ行くか分らない。
前知り合いの人の前から姿を消したように、あたしの前からも消えていきそう…
萌「…追わなくちゃ…」
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