バース(アイシテルside伸也)
その時だった。
猛に覆いかぶさるように人影が……
亜美。
そう確認できたときには遅かった。
俺の拳は亜美に向かって勢いよく振り下ろされている。
「亜美!!」
いつの間にか部屋に来ていたこたぁが亜美を抱きかかえる。
「こたぁ」
俺はその場に座り込んだ。
俺が亜美を殴った。
俺のこの手が亜美を……
「伸也さん!!しっかり!!」
こたぁに肩を掴まれても、朦朧とした意識。
「俺が猛みるんで、伸也さんは亜美のこと頼みます」
こたぁに手渡された亜美は、俺の手の中でぐったりとしてる。