【完】雨音*涙音~すれ違う恋心~
「優愛。」
蓮は私の名前を呼ぶと、
私の左手を取り、薬指に指輪をはめた。
「…次会う時はここに本物付けるから。」
そう言い残し、私に背をむせた蓮。
彼の姿が見えなくなるまで
ずっと見つめていた。
見えなくなった時、
私の体はまた脱力した。
「…ん……蓮……待ってるからっ!!!!」
私は、人目を気にせず大声で泣いた。
ちゃんと、待ってるから。
帰ってきてよ。
蓮…………