@恋。
「うんっ、やっぱここのアイスは美味しいねー!どう、光くん?美味しい?」

「美味しいよ」

「でしょー?光くんはストロベリーアイスが一番好きなの?」

「そうだね、今は一番かな」

「あははっ!じゃあ今後変わるかも?」

「かもね」

そうなんだ…心の中で、相槌をうつ。


さっきからずっと、二人の会話を聞いているだけの私。

緊張し過ぎて、アイスを食べるだけで精一杯。


すぐ目の前に光くんがいるんだもん…緊張しないわけがない。

アイスをこぼしちゃったらどうしようとか、そんな考えばかりが頭を巡る。
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