学園の王子様と...♡

いつものメンバー

【翔side】

入学早々、奇妙なおもしれぇ女とぶつかり、大波乱の幕開けだった。

俺にとって、人生が変わる出会いだったかもしれねぇ。


「おい!なにぼーっとしてんだよ!翔!俺と同じクラスなんだけど?」

ちょっと怒り気味に話しかけてきた。

こいつは、桜川達也。女にだらしがねぇ。顔はそこそこ。かな。

でも、なんだかんだいい奴で俺の親友ってやつ。


「おお。で、またいい女でもみつけたのか?おまえ、高校入ったんだし、ちょっとは変われよな。」

俺は、からかうように、達也の肩をつつきながら言った。


「俺さ、あの子が気に入った。」

倉阪萌衣の親友の......。

なんてなまえだっけ。

まぁいいや。


「へぇー。」

どうでもいいから、適当に返事しとけばいいんだよな。女に興味ねぇ。

でも、あいつが。

入学式の日にあったあいつが頭から離れない。


これってなんなんだ。
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