溺愛†マドンナ
【強さとツラさ】
「バイバーイ」


「また明日ね~~~」


剣君とショッピングモールにお出かけしてから2日が経った、月曜日。


「はよ、静帆、お待たせ!」


「よし、全員揃ったね」


「じゃあ帰ろっか」


今日も無事全部の授業が終わって、私ははよと静帆と帰ろうとしていた。


「世那、ちょっと肌焼けたんじゃない?」


3人で廊下を歩いていると、はよが私の半袖の制服から伸びる腕を見ながら言う。


自分でも見てみたけど、焼けた……かな?よく分からないや。


「ここ最近暑さ更に厳しくなって来たからね。焼けるのヤダなぁ………」
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