ふりむきもしないキミ
わたしより、氷那朶の方が遥かに身長が高く足も長いのは当然なわけで…。
「わぁっ……、ちょ、はやっ!」
早くも息切れをしているわたしであった。
手を引っ張っている本人は清々しい顔で、息ひとつも乱れていない。
なんて羨ましいんだ!!
そんなコトを思いながら早歩きすれば、家についていた。
「早く着替えて。5時には松本さんくるから」
「わかった!」
氷那朶に対して敬礼をして回れー右!をして家に入った。