仮面夫婦
「どうした?体調悪いのか?」




ベッドに腰かけて隆哉は私の額に触れる




「少し熱があるな。いつから?」




「夕べです。眠ればなおりますから。」




「それなら医者はいらない。どうして連絡しない?」




だって、、、そう言いかけただけでなんだか惨めで泣きそうだった




「すみません」




「謝ってほしい訳じゃない。心配なんだ。」




今は優しくしないで、、、




泣いたらダメと自分に言い聞かせる




その時




全身の血の気がサーっとひくのが分かった




いけない、、、貧血だ




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