旅人の詩

「ピーナッツの国滞在三日目」






翌朝、サラリスと巨鳥は早々と宿を引き払い、反対側にあると言う城壁地区へと飛び出した。





サラリスは上空からピーナッツの国をぼんやり眺めていたが、どうやら今まで宿泊していた宿の近辺は、首都の中でも一番活気のある場所のようだった。





「こうして見ると、なんだ……反対側に行けば行くほど閑散としてるって言うか活気が無いと言うか……」





国を囲っていたピーナッツの畑も、反対側に行けば行くほど中にまで生い茂っているし、明らかにこちらは観光とは無縁な田舎の風景と言う感じになっていたのだ。





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