君が嘘をついた理由。


お客さん…ペットだけど、

を先に入れないわけにはいかないと言う早川さんに


後の方がいいと言い張り先に入ってもらった。



早川さんはしぶしぶ浴室へと消えて行き、一人残された私はぼーっとしていたんだっけ。その時に確認した時間は11時過ぎだった。


それから……


おそらく待っている間に


寝てしまったのだと思う。


ごろん、と
横になったことは覚えている。


クーラーの風が心地よかったんだ。


ねむたい、と意識する前に寝てしまっている。


警戒心がないなぁ。と思いつつも、自分でベットの上へ行った覚えはない。上がってきた早川さんが運んでくれて、毛布もかけてくれたのだろう。





< 44 / 312 >

この作品をシェア

pagetop