君が嘘をついた理由。
「……着てた」
新着メッセージは昨日の夜。
そのメッセージに
”昼に行く”それだけ返して、携帯をバックに戻した。これからの作戦を立てなければ。
これからどう生活していこうか。考えなければいけない。なんせ、私は”人間の姿をしている猫”なのだから。
冷静に考えれば本当、おかしくて笑ってしまうけれど、
陽太は真顔でそれを普通に言うのだからもっとおかしい。
コップに入ったミルクは、すっかり冷めていてすぐに飲むことができた。