君が嘘をついた理由。


私が持ってきてくれた花の分まで。

することがなくなった私は、お母さんの隣に座る。いつ来ても、気持ちよさそうに眠っていて。


「まだ起きない・・・?」

まだ、起きたくない?眠ってたい?お母さんの寝顔に話しかけても、返事はもちろん帰ってこない。


私が仕事ができるようになれば、お母さんを支えてあげるくらい働けるようになれば


お母さんは起きてくれる?


それとも、私がいない夢の中で幸せに暮らしていたい?・・・訪ねても、返ってこない。




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