僕等、リア充撲滅部!

楓くん、お悩み☆

楓side

「んじゃ、またね」

俺は軽く手を振った

「うん、またね」

皐月も手を振り返して背を向けた

しばらくすると皐月の姿は見えなくなった

俺は家の中に入った

「ただいま」

シーン...

誰もいないのに“ただいま”って

なんでいうんだろ...

あぁ、そういえば皐月以外にも

昔、幼馴染の女の子がいたんだっけ?

『ただいまって言わなきゃだめでしょ!』

女の子は俺にそういって怒った

「はッ、あほらし」

さっさと階段に上がり

自分の部屋に入る

俺はベットにダイブした

「...皐月に相談すればよかった」

あの時、なんで言わなかったんだ

“俺はどうすればいいのか迷ってる”

この一言が言えなかった

今までふざけてきたからなぁ...

「うあああああ、もう! 
 いらつくううう!」
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