クールな彼女
「……お前、寂しくないのか?」
急に言われた言葉に私は頭が真っ白になった。
寂しくない?
どうして貴方がそんなことを言うの?
寂しいに決まってる。
1人で毎日過ごすのなんてもうたくさん…。
真っ白になった頭の中でどこかそんなことを思っていた。
でも私は持ち前のクールさで軽くかわした。
「別に…寂しくなんてないです。関係ないです。」
嘘つき。
本当は寂しいくせに!
自分で言った言葉なのに、イライラする。
すると彼は何を思ったのかニヤッと笑った。