【完】幼馴染み≠彼氏=幼馴染み
「け、い?」


私が圭の顔を見上げた。



圭は泣いていた。





どうして?


もしかして、なくほど嫌だった?



「圭・・・」

私が圭の服を引っ張りながら、
言うとハッとしたように
私を見下ろした。



「美那」



圭は私の背中に腕を回した。


隙間がなくなるくらい強く
私たちは抱き締めあった。



どれくらいたっただろう。


時間的にはそんなにたってない。


でも、私は長く感じた。





こんな時間がいつまでも
続きますように━━━━━




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