love


わー…気まずい。
あきが呼んだのにぃ…どっか行かないでよ。


「あの、...橘さん」

「あ、橘さんなんだ。」

「え?」

「さっき智くんって呼んでたから。」


あー…
そういえば智くんって呼んでましたね、私。


「じゃあ、智くん。」

やばい、久しぶりに智くんって呼んで顔赤いよ絶対。


「(クスッ)どーしたの?うーちゃん」


智くん…笑ってる。
こんなにSだっけ?


「智くんはバイト一緒のこと気付いてたの?」

「気付いてるに決まってんじゃん!なのに、うーちゃんはぜんっぜん気付いてないし。」


あらあら、あぐらかきながらちょっと怒ってますよ。
無口な橘さんはどこに行ったのか…



「じゃあ言ってくれればよかったのに…」

「なんて?」

「久しぶり!とか、覚えてる?とか」

「やだ☆」


な、なななななんですかこの人!
やだ☆って…あなたほんとに橘さん?




私があっけにとられてるいると智くんはニコニコしながらこんな質問をしてきた。
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