澪ちゃん恋をする


「澪~?」



「そんなことしたら店長さんが可哀想だぁ~!!!」



ポカっ



「痛っ!」



いきなり玲次に頭を叩かれた。



「なっなにすんのよ!」



「いきなり叫ぶお前にビックリだわ」



おっとっと!

さっきのもしかして口に出てたか?

危ない危ない。

そう思って手で口を塞いだ。

そんなあたしを見て玲次が言った。



「まぁ、おいおい考えてから言うわ」



そう言ってだいぶ前を歩くおじいちゃんを追いかけて行った。

でも、楽しいな。

こういうの。

あたしも笑いながら玲次を追いかけた。

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