クソガキ









頭を撫でられた気がした‥‥




そして、すぐに、寝転んだまま、後ろから抱きしめられた‥‥






‥‥‥‥?‥‥







私は‥閉じていた目をゆっくりあけた。




視界はすぐさま明るくなり、、

カーペットの上に散らかっている写真と、机の脚が目にとびこんできた‥‥。





さっきの笑い声はきこえない。









コイツ‥‥どうしたの?









‥‥何か言いたいんだけど‥


でも‥‥何も喋れない私‥‥。






ドクンドクン‥‥




自分の鼓動の音なのか‥‥背中に伝わる洵の鼓動なのかわからない







ただ、胸がうずうずと痛い




私、明らかに変だ。










‥‥けれど、じんわりと暖かい洵の腕は‥‥‥



すごく心地よかった。


























私たち、たぶん長旅でよっぽど疲れてたんだろうね






< 126 / 134 >

この作品をシェア

pagetop