この恋が永遠になりますように

憐side



とりあえず、篠山が煌龍の姫になることが決まった。


それも飯草の半強制的なもので。


でも、決まった事には変わりないから下っ端の奴らに報告するために倉庫に連れていかなきゃな。


俺はそんなことを考えてると昂輝から声が掛かる。



「憐、それでいいよね?」


いいに決まってんだろ?


でも、俺はそんなの言わない。


「ん。帰り、倉庫。」


それだけを昂輝に伝える。


長年共にいる昂輝なら理解できると知っているから。


だから余計に無駄だと思うことは言わない。


今までもそうだったから。


< 162 / 284 >

この作品をシェア

pagetop