この恋が永遠になりますように


あたしは突然誰かによって口を塞がれた。


横を見れば真琴も同じようだった。


「舞蝶に美蝶だな。」


くぐもった声。


あたしはこれが敵だと気づくのにそう時間はかからなかった。


でも、気づくのには遅かった。


どうやら口を塞がれた時にクロロホルムを嗅がされていたらしい。


あたしはその場でゆっくりと意識を落としていった。


…れ…ん…


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