旦那様は冷徹社長!?~政略結婚は恋の始まり~
――――――――――
――――――

「瑞希さん。そろそろ出ますよ?」

「はい。すぐ行きます」

 既に靴を履き、玄関で待っている彼の催促に慌てて鏡の前でチェックをする。

 白のシフォンワンピースにブラウンのベルトをし、髪は緩く巻いてみた。

「よし」

 ブラウンのショルダーバッグを掴むと急いで玄関へ向かった。

「すみません。お待たせしました」

 慌ててブーティを履くと玄関を出た。

< 50 / 297 >

この作品をシェア

pagetop