正反対な2人〜双子は最強陰陽師〜



あたし達はあの話の後部屋に戻ろうとしていた。





「花鈴」




あたしが部屋に入ろうとしたら、郁斗に呼び止められた。





「……何、郁斗。どうしたの⁇」




「………俺の事は心配すんなよ。何があっても大丈夫だから」




あたしが心配していた事は郁斗にバレていたみたい。





「花鈴も無理と無茶な事だけは絶対にすんなよ。……じゃ、今日は早く寝ろよ⁇」




郁斗は「明日は寝坊すんなよ〜」と言って部屋に入ってしまった。





………なんなのよ。郁斗にはすべてあたしの考えはお見通しって事⁇





「………バカ郁斗。ありがと」




郁斗はいつもそう。





ああやって直ぐにあたしの不安を取り除いてくれるんだ。





「コッチだって分かるんだからね」




あたしは郁斗の部屋の前で呟いてから自分の部屋に入った。





郁斗があたしの考えてる事を分かる様に。





あたしだって郁斗が考えてる事とか思ってる事くらい分かるんだから。





「………郁斗こそ、お兄ちゃんこそ無茶はしないでよ」




隣の郁斗の部屋に向かって呟いて。





その日は寝る事にしたの。




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