尻尾を振るオォカミと引きこもりタヌキ
「そ・れ・に!


疑われるのって、前からだょ。


この家に引っ越しも終わり、ウチも5番目の出産に向けて仕事も辞めて、のぉ~んびり専業主婦始めた頃…」



12月・・・




北国は雪というものが空から降って来て、それが積もるとスコップで退治するのが大変!





メアリーさんは4人の子供達を学校、保育園に送った後、1人家に帰り雪かき。






そんな時、チャボ君から携帯に電話。。。

「今、何してる?」


「雪かき」


「そ。あのさぁーあぁー、新品のスタッドレスタイヤ、4本で2万円であるんだけど、誰かいらない?
誰かに電話して聞いてみて。」


えっ?
『聞いてみて。』って言われても…
ウチには友達いないよぉ~…




メアリーさんの友達は専門学校の時の友達、男友達がほとんどだった。
女友達はその男友達の彼女から広がった友達だったから、少ない。



『男友達』
そう、チャボ君が疑いをかけてしまうフレーズ!




メアリーさんはチャボ君と付き合うようになってから、友達と連絡はいっさい取らなくなっていた。




< 22 / 57 >

この作品をシェア

pagetop