君に恋していいですか?
悶々としたまま朝を迎えた。



明け方熱いシャワーを浴び、気分を変える。


シャツを羽織りスラックスに足を通す。



ネクタイを首にかけ、コーヒーメーカーをセットする。



スマホを見てみたが、池永からの返事はないままだった。




なんだろう。




胸の中の不協和音。


警鐘。



でも、何もまずい事は言ってない。



じゃあ、普段通りでいい。

いつもの俺。


つまらない、起伏のない、平々凡々とした毎日を送るだけの男。




それが俺だから。



咲が言うような色恋はないらしい。


それだけはハッキリした気がした。




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