ヤンデレに死ぬほど愛されてます
時刻は11時。

「ちょっと早いけどお昼にしよっか」

孝太郎が言って、
遊園地内のレストランに入った。

「僕カレーにしよ。夢葉は決まった?」

「あ、私パスタ」

こうして昼を終えて、私達はお土産屋さんに来ていた。



えーと、真紀のお土産はこれで…

「夢葉、このストラップ可愛くない?」

孝太郎が嬉しそうに差し出す。

「!すごい可愛い〜」

「ペアストラップなんだ。一緒に付けない?」

私はうんと頷いた。

「あ、私半分払うよ」

「いいの?」

「うん!」

お土産屋さんを後にして、
次のアトラクションへと向かった。

「ジェットコースター…苦手なんだっけ?」

「うぅ、夢葉が乗るなら」

わがままを言って付き合ってもらった。



こうして、いつの間にか夕方になっていた。

「楽しかったね」

「うん」

「夢葉、これ…」

小さな包みを渡された。

「くれるの?開けていい?」

「うん!」

可愛い袋を開けると、
可愛いぬいぐるみが入っていた。

「気に入った?」

「孝太郎、ありがとう!」

孝太郎のくれる物一つ一つが嬉しくて、
どんどん好きになってく。

「これ、私からも…」

「え、僕に!?」

孝太郎は箱を受け取ると、
早速開け始めた。

小さく光るネックレス。

「夢葉、ありがとう!一生大切にする」



こうして、二人で手を繋いで孝太郎の家へと帰った。
< 17 / 39 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop