ヤンデレに死ぬほど愛されてます
「杉村君…」

「雨宮…」

「孝太郎…なんて言ってた?」


今にも溢れ出してしまいそうな涙を必死に堪えて、
そう問いかける。

杉村君は呆れたように笑って、首を振った。

「《裏切られるぐらいなら友達なんて必要ない》って。
死んだような瞳をしてたよ。」

「そっか。ごめんね」

「俺こそ、力になれなくてごめんな」


杉村君のクラスを後にして、
私は自分のクラスに戻った。


「夢葉、これ、目ぇ冷やしときな」

真紀が濡らしたハンカチを貸してくれる。

「ありがとう」

この寒い季節に…そう思いながらも、
冷たいハンカチを腫れた瞳にあてた。



一時限目が始まっても、孝太郎は戻ってこなかった。



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