続・危険なキス
10章 ぬぐえない過去
「柊さん、ちょっとここのゴミ、捨ててきてもらってもいい?」
「はい!」
夕方を過ぎた頃、いっぱいになってしまったゴミ箱を見て、店長に言われた。
言われた通り、ゴミをまとめて、お店の裏にあるゴミ捨て場へと向かう。
重い……
ゴミ箱いっぱいに入っていたゴミは、結構な重さがあり
よろけながらもゴミをなんとか投げ捨てた。
その時、ふと誰かの話し声のようなものが聞こえた。
「………その話…ほんとですか…?」
「うん……」
聞き覚えのある声に、ふと足が止まった。
盗み聞きなんてよくないと思って、止まっていた足を再び進めようとしたけど……
「雪本さんが……自殺未遂したことあったなんて……」
それを聞いて、また足が凍りついたように止まってしまった。