続・危険なキス
 
「もう卒業まで時間がないよぉ……。

 自分の中でね、決めてるんだ。

 拓也を追いかけるのは、高校まで!
 大学になったら、新しい恋を探そうって。

 だから必死になって頑張ってたけど……やっぱり無理なのかも……」


「麻衣子……」


麻衣子の目から、ぽろぽろと流れ落ちる涙。

そっと肩を抱き、頭を撫でてあげることしか出来なかった。


「大丈夫」とか、そんな無神経な言葉は言いたくない。
だけど麻衣子なら、たとえ楠木とうまくいかなくても、絶対にいい恋ができると、それだけは確信していた。


でもとりあえず、
楠木に真意を確かめる、かな……。


それで、あたしのことを忘れてない、なんて言われたら……
どうしようもないけど……。
 
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