続・危険なキス
「は、い……」
にこにこと微笑みながら、距離を詰めてくる先生。
自然とあたしは後ずさり、背中がトンと壁に当たる。
追いつめた先生は、片手を横の壁へとかけた。
「お前、俺が言ったこと、覚えてねぇの?」
「え……?」
「俺は、お前のことを信じてても、
ほかの男と二人きりになるのは嫌だ、って言ったんだけど」
「あ……」
言われて思い出した。
つい最近言われた言葉。
あたしが先生に、美香さんと会ってほしいと言ったときに返された言葉だ。
「で、でもっ……
あたしの場合、下心とかある人と会ったわけじゃなくて……
麻衣子と楠木を……」
「……」
「すみません……」
無言で見下ろす視線。
言い訳は、しても無駄だと悟った。