続・危険なキス
自分たちのカフェでは、多少気まずさもあって、
その近くにあった別のカフェへと足を運んだ。
お互いに、適当に飲み物を注文し、店の奥のテーブルへ向い合せに座る。
川崎さんが一体何をどうやって切り出してくるのか……
あたしから話を進めず、ただ口を開くのを待っていた。
「紫乃ちゃん」
「……はい」
席について、ほんの少しの時間を置いてから川崎さんが口を開く。
目線だけあげ、返事を返した。
「泣いたでしょ」
「……」
「目、真っ赤だよ」
少しだけ困ったような、苦笑い。
ファンデで瞼はごまかせても、目の充血は隠せない。
返答に困っていると、川崎さんはさらに言葉を続けた。
「だから言ったじゃん。
湯浅といたら、絶対に泣くことになるって……」
低い声の……
真面目が声色だった。