続・危険なキス
14章 先生の気持ち
美香と別れてから10年。
ずっと最低な人生を送ってた。
そんな時に出逢った、一人の教え子。
本性を知ったあいつは、俺にたいしていつも冷めた目で見てて……
だけどふとしたときに見せる素直な表情に、いつの間にか俺が囚われてた。
それでも美香のことがあって、
たとえどんなに好きだと思っても、受け入れてはいけないって思ってた。
けど……
(先生も。
いい加減気づきなよ!
あたしは彼女とは違うんだよ?
絶対に負けたりなんかしないんだからっ……)
俺の今までの悩みや不安を
いっきに消し去った言葉。
美香と紫乃は違う。
強くて……
だけど本当は儚くて……
(全力で守ってやるよ)
あの時、
心からそう思った。