続・危険なキス
「告白の返事にしちゃ、来るのが早すぎだけど?」
少し茶化すように笑って言ってくる川崎さんに、あたしの表情は変わらない。
店の裏に着くと、すぐに口を開いた。
「会わせて……ほしいんです」
「……誰に?」
眉をピクリと動かしながら、鋭い視線を向けた。
なんだか一気に雰囲気が変わった気がして、一瞬たじろぎそうになった。
「川崎さんの……お姉さんに、です……。
先生のこと……許してほしいってお願いしたくて……」
「……」
「あの時の先生は先生で、過去にいろいろ背負っててっ……
女の人を傷つけることでしか、自分の心を……過去を守ることが出来なかったんですっ」
「そんなの知るかよ!!」
いつもとは違う、大声を張る川崎さん。
ギリッと歯を噛みしめ、じんわりと浮かんだ涙目であたしを睨み返す。
「あいつのことなんか知らない。
姉貴はっ……
姉貴はもう、この世にはいねぇんだよ!!」