乙女リング
りんぐ

意地っ張り


チッチッチ………
時計の秒針が休むこと
なく動いてる。

現在三時間目。


お腹が限界。
遅刻して朝ごはん食べて ないのにーっ。


あたしは鞄からそっと
カロリーメイトを取り
だした。


ダメだあー!

もう限界だわー。


いただきまーすっ!!

あたしは大きな口を
開けた。


パクっ


……うんま〜い!!

あたしは両手で頬を
押さえて幸せそうに
笑った。


………………。


…………………。?


……なんか…視線をかんじるんですけどお…


あたしはゆーっくりと
視線をかんじる横へと
首をむけた。


『お前、何してんの!?』
視線の原点はこいつか…
「別に…腹減ったの!」
あたしはそっけなく
答えた。

あ〜あ。

バカバカあたしーっ。

『そうかよ。でも、授業中にはしちゃだめだよなあ〜。先生に言ってやるよ』

「は…?ちょ…」

『先せーいっ!
隣の前田紗羅が何か
茶色いの食ってます!』

何だこいつ……!?

意味分かんない!!

自分だってしょっちゅう
食ってるのに……。


大体茶色いものって!!

う●こみたいぢゃん!

食ってたのはチョコ味の
カロリーメイト!!!




そんなことを考えてる
うちにごっつい顔の担任があたしの机の前にやってきた。

『池松の言ってたこと…
本当か…?』

本当ですけど?

腹減ったんだから
しょうがねーじゃん。


池松とはチクリ魔の
隣の糞野郎のこと〜♪


池松蒼太。

あたしの立場から言えば 最低なヤツだけど…

間違ったことをしてる
人をほっとけない…

すごく優しい人。


そして…

あたしの好きな人…。
< 1 / 1 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

織姫と彦星のように…
涼心/著

総文字数/2,018

恋愛(その他)5ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
届かないなんて 分かってる。 夢とか雲とかそんな ものよりずっとずっと あなたは上のひと。 でも…それでもあなた が好きで好きで… どうしようもないんだ 交わらなくたっていい 君を遠くで想っている いつかまた会える日を 信じて…。
SWEET MELODY
涼心/著

総文字数/6,713

恋愛(その他)17ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
歌い続けて あなたはあたしに こう言って、遥か 遠くに旅立った。 今、 あなたはどこに いて 何をしてますか? 誰を想っていますか? 幸せにしてますか? あたし…… あの時交わした約束… 絶対叶えるから。 あなたを心から 想って歌うから。 届いて下さい。 甘く甘く切実に 響く恋のウタ。 S W E E T M E L O D Y
6→1 HEART
涼心/著

総文字数/4,061

青春・友情11ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
初めて―…… 心友が出来た。 初めて―…… 学校が楽しいって思った。 全部、あんた達と一緒 だったら楽しくて 仕方なかった。 これからもずーっと 一緒にバカやれる… そう思ってた。 だけどっ…… ねえ? あたし何かした? もう一緒に笑えないの? 側にいたいよっ……… 理由なんて知らなくて もいいから。 全てあたしが悪かった って思っていいから。 あたし何度も謝るから。 側にいさせて……… あたしにはあんた達 が必要だよ……… もう一度、 あたしを呼んでよ。

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop