願恋叶


「恋かぁ。」


菜摘に言われてから
何日かがたっても私はずっとその事ばかり
考えていた。


相変わらずたむちんとはLINEが
続いている。


『あのさー、岩田ってかわいくない?』

いきなりたむちんからこんなLINEが来た。

『あー、確かにかわいいね!』

私もかわいいと思ってるから
否定はしなかった。

『だよなー。かわいいよなー。』

『うん。』

だんだん話てるうちに、
テンションが下がっててしまった。

同時に
好きなのかな?
って胸が苦しくなる。

『好きなの?』


返答によっては傷つくかもしれないのに
考えるより先に指が勝手に動いた。


『いや、別に。笑
ただかわいいなーってだけ。』

『ふーん。笑』


ふーんなんて冷静なふりをしてたけど
ほんとは凄く安心してる自分がいた。


これが
あぁ、私はたむちんのことが
好きなんだなぁってはっきりと実感した出来事だった。
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