願恋叶


「ところで菜摘はどうなの?」


「んー?ラブラブよー♪」


「聞いた私がバカでした。」


聞いといて
ラブラブって言われたらなんか悲しくなってきた。

あー。そのうちとか言ってるけど
出来れば私だって早くほしいんだよねぇ…。

「…ず、…ず!ねぇ!柚ってば!」

「え?あ!ごめんごめん!」

「もー。ほんと一人の世界に入るんだからー…。
明日は夏期講習夜だからね!遅刻しないでよ!」

「はぁーい!」

「よし!じゃあまた明日ね!」

「うん!ばいばーい!」


そういって私たちは各自の家路についた。
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