愛に溺れ、濡れた心
違う腕の温もり
荷物を取りに一度マンションへ戻ると、涼はまだ帰っていないようで安心した。





最低限必要な物だけバッグに詰めて、鉢合わせにならないよう、急いで部屋を出る。




そのまま翔太のアパートへ向かった。
昨日の時点で、まさか今日も行くことになるとは思わなかったけれど。






ピンポーンーーー





インターホンを押すと、すぐに翔太が出てきてくれた。




「ごめんね翔太、あのね…」



「寒いだろ?とりあえず中入れよ。」



「う、うん…」






ソファーに座ると、翔太は莉紗の様子を気にしながら温かいお茶を入れた。




「はい。」



「ありがと…いただきます。」



「涼さんとケンカした?」




ケンカ……ではないよね。




















< 50 / 56 >

この作品をシェア

pagetop