貴方の傍で



「嫉妬するよな、あれは。」

向こう側に居る尋斗を見ながら言う颯斗


尋斗はモテる。

ここ最近で3回くらいは告白されたと云う噂を耳にした


「なあ。一回尋斗と話してみれば?」

颯斗の言葉に驚く

「話す事ないし」

素っ気なく答える私に颯斗は溜息を尽く

「そんなんだから...」


颯斗が呟く


そんなんだから、何?


そう颯斗に聞こうとした時、颯斗は私に背を向けて何処かへ行ってしまった



...怒らせちゃったかな?






< 82 / 83 >

この作品をシェア

pagetop