キミの誘惑
月曜日
「先輩、好きです!」
「先輩、まじで好きです!」
「先輩、大好きです!」
「先輩、あ・・・・・・」
「うるさい」
口を開けば告白って、いったい遼くんどうしたの?
「後輩くん、今日いつにも増して元気だね」
「はい!もうすぐ先輩と相思相愛になりそうなんで」
・・・・・・相思相愛!?
「なんで?」
私は遼くんのこと好きとも何とも言ってない
いくらなんでも話が飛びすぎだと思う
「俺のこと『かっこいい』って言ってくれたじゃないですかー!好きって言われるのも遠くないかなーって」
「へえ、そんなこと言ったんだ。いつの間に」
だって、本当のこと言ったまでだし。それに自分なりのご褒美のつもりだったんだけど・・・・・・
というか、ユメのそのニヤニヤ顔は本当にやめてほしい
遼くんも遼くんだ。単純すぎる
「それは・・・あの時だけ!もう言ってあげないんだから!」
「えー・・・酷いです先輩」
「あんたいつからツンデレになったの?」
「・・・・・・」
でも、まあ。単純でもそんな一言で喜んでくれるのは、悪くないかな──
