【完】腹黒王子の一途な溺愛宣言






「はぁ……っはぁ……っ」




連れてこられたのは学校の裏の公園。
誰もいないからすごく静かだった。




「あの……っなにしてるの……?」




「アイツがもうすぐここに来るはずだ」




「え……?」




すると、息を切らした青山くんが公園に入ってきた。




「なんでこんなとこに……っ」




息を整えながら、青山くんが言った。




「別に?学校で騒ぎになったら困るからこっちに移動しただけ」



「騒ぎって……?」



「青山が俺に話があるっていうから。どうせ横谷関連だろうと思って」



話………?




「野田、お前は心瑠を脅してんのか?」




「……別に、俺の復讐に協力してもらってるだけ」



復讐って……もしかして、前に言ってた“恨み”の復讐……?
< 192 / 328 >

この作品をシェア

pagetop