【完】腹黒王子の一途な溺愛宣言
「はい、じゃあ実行委員の話し合い始めるぞー」
こうして、話し合いがはじまった。
―――1時間後。
「はい、じゃあ来週の月曜日までに各競技に出場するメンバーを決めて、用紙に記入して提出してください」
あぁ……体育祭の実行委員、めんどくさいなぁ……。
「それでは会議を終わります」
会議が終わり、みんな解散していく。
ふぅ~……やっと終わった。
さ、帰ろう。
「心瑠」
私の名前を呼んだのは蒼空だった。
「そういや、母さんが心瑠とおばさんの晩飯作るんだって張り切ってたぞ」
「え!いいの!!?」
「おばさんとそういう話になったらしい」
2日連続で蒼空のお母さんの料理を食べられるなんて……!
「あぁ、今日は一緒に帰ろうぜ」
でも……青山くんが……。
昨日、私が蒼空と帰ろうとしたら怒ってたもんね……。