俺達付き合っています
それからしばらくお話して、「そろそろ帰る」と立ち上がった。


私は玄関前まで送り届ける。

「お茶旨かった。じゃぁ、明日の朝迎えにくるな」


「うん。ありがとう!」


丈留くんは近くに立っているマンションに歩き出す。

その大きな背中を見送り、私は家の中に入って、一人後片付けをする。



「何これ?本当に恋人みたいばい…」


一人赤くなってる私はかなり怪しいだろう。

一人でよかった。
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