愛し*愛しの旦那サマ。


そして、


「臣く~んっ、あ゛りがとうぅ~…(シンジルモノハスクワレル)!!」


ベッドで横になったままの臣くんにスーパーダイブで飛び込む。


「幸代の愛のコレクションに入れるねっ……ヒック」


すすり泣きしながら、臣くんのパジャマにすりすりすりすりし続ける私を、


「何でもいいけど、まだ寝たいから、何時もの時間になったら起こして」


と、べりっと剥がし、背を向けて再び寝る体制に入る臣くん。


「……臣くんの素敵なプレゼントにお返しがしたいんだけど、何時もの時間にチューでいいかな?」

「気持ちだけ受け取っておくから、絶対やめろよ」


うふ。

何時もの臣くん。




そんな臣くんに、その日の朝食はハート型の目玉焼きを贈りました。

一日遅れの素敵なホワイトデーのささやかなお返しです。




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