愛し*愛しの旦那サマ。

そんな想いと一緒に、甘い雰囲気に浸っていると、


「で、これからどうするの?」


と、臣くんが尋ねてくる。


「どうする、とは……?」

「ここはキッチンだけど」

「知ってますけど……」

「そういえば、風呂も溜まる頃かな」

「そうですね……」

「それとも、寝室に行きますか?」

「そうですね……」


って、


「……っ!」


臣くんの言葉の意味をやっと察して、一気に顔を赤らめてしまう私。


「何、その反応」

「だ、だって……」

「昼間、あんなに攻めてきたのに」

「攻め……って」


更に、頬を赤く染めた瞬間、


「……っ」


また、ふいに口唇が塞がれてしまう。

そして、口唇が離れると、


「あと三連休あるね」


そう、臣くんが呟く。




まずは、連休一日目。

予定外の出来事が色々と起こったけど、それはそれで何だかんだで楽しく過ごせたと思います。


その後は、ですね。

当初の意気込みどおり、臣くんとの二人の時間をたっぷり満喫できました。


なかなか。

―…いえ。


とても素敵な連休初日の夜でした。



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