愛し*愛しの旦那サマ。
「幸代ちゃん、サムシング・フォーって知らない?」
「聞いたことがあるようなないような……」
「欧米での結婚式の慣習なんだけどね、古いもの、新しいもの、借りたもの、青いもの、この四つを花嫁が身につけると幸せになれるっていわれてるの」
「あっ、だから幸江がさっき青いリボンを……」
「じゃあ、それがサムシング・ブルーね。ちなみに理沙子さんのハンカチがサムシング・ボロウで、グローブがニューよ」
「はぁ……ステキな慣習ですね」
知らなかったなぁ。
そんな慣習があるだなんて……
「結婚式には何度か行ってますけど、初耳でした……やっぱり百合華お姉さん、考えることがステキ……」
はぁぁ~、っと感心していると、
「でもね、この提案をしたのって幸江ちゃんなのよ」
と、お義姉サマ。
「えっ!?幸江が??」
思わず驚く私。
「うん。数日前にね、幸江ちゃんから直接、家に連絡があってね。とってもステキな提案だったから、私としても是非、ってことで」
「……」
だから、お義姉サマから幸江の名前が……
もぉ~…、
幸江のヤツ、
お義姉サマとちゃんと顔合わせしたコトないのに、こんな素敵な提案を持ちかけるだなんて、その行動力、尊敬する。
ホント、昔からそういうトコあるのよね……