愛し*愛しの旦那サマ。


「じゃあ、幸代ちゃん、私たち、そろそろチャペルに行ってるわね」

「あっ、はい!」


お義母サマの言葉に、だんだんと式の時間が近付いてくるんだな、って色んな心境も混じってドキッとする。

そして、


「あ、あとね、」

「はい?」

「臣のこと、これからもよろしくね」


そんなお義母サマの言葉に、再び、ジーンッと心に響くものが……


「はい」


そう私が頷くと、


「幸代ちゃんが臣の選んだコで良かったわ」


微笑むお義母サマ……

そして、


「式、楽しみにしてるわね」


お義姉サマが、「じゃあね」と、手を振って扉を閉める。


バタン、


ドアが閉まって、また部屋が静まる。


何だか、幸せの最高峰っていうか……もう、それ以上のハッピーな気分。


いつも私のことを気にかけて優しくしてくれる臣くんの家族。

何だかんだ言いながらも私の幸せを願ってくれてる私の家族。

それに、大事な友達―…


本当にみんなに感謝だなぁ、って実感する。


はぁ~、

後は、実はまだちゃんと直視出来ていない臣くんのタキシード姿を満喫して、それから……

ムフフ~…

と、鏡台に向かった格好で何時もの笑みを浮かべていると―…


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