初恋は空の色で

甘夏華恋 ✩空輝side✩


てっきり終わりかと思ったら。

案外時間が残ってしまっていたようで、僕のクラス2年B組は自由時間になった。

2年A組は先生の気まぐれで雑談になっているみたい。

確か…華恋は2年A組だって言ってたよね…隣のクラスなんだ…。

あっ…メアド登録しましたって教えなきゃ。

『 華恋へ

空輝です。

メアド登録したよ♪

これから、ペアとしてよろしくね?』

送信っと…可笑しくなかったかな?

女の子の扱い離れてないから…ドキドキするな…。

返信してくれるかな………。

ガラガラガラ…ピシャン!

あれ?A組誰か立たされてる…。

「ボソボソボソ」

何言ってるんだろう…複数?

「…………寒い…………えるよぉ〜」

「……二人が………わぐから……わたしまで………」

「華恋ちゃんも……じゃない……から」

!?

華恋?

「あ〜………ペア………誰…」

この子声が大きいな…。

「確か………空輝…………」

「「ええええええええ???」」

うわっ!僕??てことは…華恋だよね??

というか…なんでみんなそんな驚くの…?

でも…おぼえててくれたんだ…やばい…にやける……。

「こらっ!………反省…………

あ…また怒られてる…。

キーンコーンカーンコーン ………ーーーー
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