最後の夏休み Last Summer Days.
第1話 アタシと小説家
第1話 アタシと小説家





暑い、暑い夏が、今年も来たよ。





あの時、アナタに出逢わなければ、きっとアタシは生きてすらいられなかった。



それからもずっとアナタのくれた言葉達が、アタシに前へ進む力をくれた。



嬉しい時も、悲しい時も、どんなに辛い時だって、アナタと過ごした時間につながっていた。



アタシのそばにはアナタがいて、いつも背中を押してくれているんだと感じていた。



アナタがいたから、そう思えるんだよ。





アナタとの約束、やっと果たせたんだ。



何があっても、ずっと忘れなかったよ。



だから、アナタに会いたい。



ねえ、―――
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