吸血鬼に愛されたプリンセス
「レ、レオ様!!どうしてここへ?」

「お前が来るのが遅いからだ」

「大変失礼致しました。少々邪魔が入りまして。」



二人が話しているなか、私は“彼“から目が離せなかった。



ふわっと揺れる金に近い髪はちょうどいい長さで、青い瞳は吸い込まれそうで。白くて長い手足は、まるで王子様みたいで。




「姫様このお方こそ、レオ・ナイトアクト様です」

「貴方が・・・レオ・・・様?」

無意識に名前を呼んでいた。




そして彼は私をみて



「やっと見つけた___俺の妃を_」



そう言った。
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