天才!Doctorは彼氏!
《悠斗SIDE》

大地「悠斗も大人なったな。」

俺と大地先生は、梨々の病室の前の椅子に座って話している。

悠斗「そうですか?」

大地「そうだぞ。俺と始めてあったのは、悠斗が生まれて三ヶ月の時に悠斗の咳がとまらなくて、俺が見たんだ。本当は勇大先生がみるはずだったんだが、その日、出産する人が喘息持ちでいつ、危なくなるかわからなくて、ずっと付き添ってたんだ。」

えっ?もしかして、梨々のお母さん?

悠斗「それって…「梨々華の母親だよ。」

やっぱり。

大地「まあ、華恋はあんまり酷くなることはなかったけど、華恋の遺伝子を見事に継いだみたいで梨々華は重度の喘息持ち。」

悠斗「そうだったんですか。」

大地「梨々華が生まれた当初は、龍太兄さんが会議を開いたんだ。梨々華に負担をかけないで治療をする方法を。まあ、梨々華はしょっちゅう、喘息の発作に襲われた。それでも、梨々華は一生懸命、生きようとしてた。」

悠斗「なんで、龍太先生や華恋さんは梨々に心臓病の事を言わなかったんですか。」

俺にとっての一番の疑問だ。

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