オフィスの甘い獣(ケダモノ)
私は分別された書類を手に持って部屋を出て行く。



仕事のオンオフの区切り方も完ぺきで…私なんていつまでもキスの余韻から抜けられなかった。



一人でエレベーターに乗り込みで企画部フロアの6階を目指す。



エレベーター内の取り付けられた鏡に自分の横顔が映る。




鏡に映るのは自分の本来あるべき姿。




眼鏡姿の自分だーーー・・・


…眼鏡姿の私でもいいと副社長は言ってくれた。



このまま眼鏡の私でいいのかな?

コンタクトはやっぱり私の瞳には合わない。


でも、明日はパーティだし…ドレスを着るし、コンタクト買いにいこう。






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